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世界遺産に、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が決定した。おめでとうございます。
日本国内にいくつもある世界遺産の中で、個人的に最も興味が惹かれる遺産群である。

いわゆる「隠れキリシタン」については義務教育の教科書で軽く学んだ程度で、子供の当時は、歴史のひとつとして認識していた程度だった。

しかし大人になってから、青木保氏の著書「こころの最終講義」を読んだことをきっかけにして、文化のひとつとしての隠れキリシタンについて俄然興味を抱くようになった。

青木保氏は、別に隠れキリシタンや潜伏キリシタンの研究家ではない。臨床心理学者だ。よって歴史学者としての視点ではないけれど、著書「こころの最終講義」では、日本人の宗教性を示すエピソードの一事例として「隠れキリシタン」を取り上げていた。その内容がとてもおもしろかったのだ。

(隠れキリシタンが)聖書から得た話をずっと継承して持っていて、それが隠れキリシタンの人たちの神話として残っているということがわかったのです。
(中略)
それを日本人が聞いて、それが大事だと思って、さらに口伝えにしていくんだけれども、宣教師がいなくなってしまったので、だんだん変わっていったんでしょう。おそらく日本的に変わっていって、それがいま残っているというわけです。
こころの最終講義 (新潮文庫) 106ページ

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某aokiさんという人がいる。aokiはaokiでも親戚ではない。舞台芸術ギョーカイの人だ。
そのaokiさんのツイートが目に入った。



ということで、公共ホールをはじめとした公共施設の評価問題に関するツイートだ。
そしてじつは、この問題は、私も若かりし頃にずっと考えていたことでもある。

私は学生のときに、どのように公共ホール(公共劇場)を評価したらいいのか勉強していて、卒論もそれをテーマにして書いた。
ここでその卒論の内容を引用しながら当時の考えと結論を発表しよう。続きを読む

日本でも格差が広がっている。と思っている。

最近話題の書籍「新・日本の階級社会」で、著者橋本健二氏はこのように言う。
人々は、自分にとって都合のいいように社会の「かたち」を描こうとする。特権階級は、自分たちが恵まれた立場にあることを隠すため、いまの社会では格差が小さいと主張するだろう。逆に下層階級の人々は、格差が大きいと主張するだろう。
新・日本の階級社会 (講談社現代新書)222ページ

格差が広がると社会は不安定化する。それは過去の歴史が証明してきた。
「持つ者」と「持たざる者」の格差が広がったとき、持たざる者はその社会に耐え切れなくなり、いつか暴発する。

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先日、ポーランドのアウシュビッツに行ってきた。
第二次世界大戦時、ナチスドイツによって、ユダヤ人をはじめとして差別を受けた人びとが収容され、そして殺された場所である。
当時から形を変えずにそのまま保存されているアウシュビッツは、あまりにもなまなましく、私たち現代人に当時の教訓を伝える。真冬の極寒の中、突き刺さるような冷たい風を肌に感じ、かつてこの地で無残にも殺されていった人たちに思いをはせる。続きを読む

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