毎年恒例、京華女子高校を会場にした中学・高校演劇向け裏方ワークショップに行ってきた。わたくしは照明講師。
今回は照明コースには、いろんな学校から合計9名の中学生・高校生が参加してくれた。
もうみんなカワユスです。
(ワークショップの講師全般をはじめた頃、自分はまだ大学2年生ぐらいの頃だったのでそのときは生徒との年齢差なんてほとんど感じなかった。しかし、いまや一回り離れてる子まで出てきてしまった……。)
毎年これやってるものの、一年経つとどうするのが良いのか必ず忘れるので、今回は、今年何をやったかをここにメモっておくこととする。
いつも試行錯誤しながらやっているので、毎年内容がかわるのだが、そろそろこれに落ち着いていいかも。
今回は照明コースには、いろんな学校から合計9名の中学生・高校生が参加してくれた。
もうみんなカワユスです。
(ワークショップの講師全般をはじめた頃、自分はまだ大学2年生ぐらいの頃だったのでそのときは生徒との年齢差なんてほとんど感じなかった。しかし、いまや一回り離れてる子まで出てきてしまった……。)
毎年これやってるものの、一年経つとどうするのが良いのか必ず忘れるので、今回は、今年何をやったかをここにメモっておくこととする。
いつも試行錯誤しながらやっているので、毎年内容がかわるのだが、そろそろこれに落ち着いていいかも。
<初日>
・ウォームアップ
・目標シート記入、自己紹介(学校学年名前あだ名、照明経験の有無、最近はまってるもの、おもしろかった舞台)
・機材説明
(平凸とフレネルの違い、スポットライト?フラッドライト?、ピンスポって!)
(フォーカスってどうやってかえるの、なんで動くとかわるの?中をあけて見て見よう)
・機材をさわってみようその1
(フォーカスをかえる、首をふる、←スタンドで)
・劇場構造による呼び名の違いと役割
(シーリング、フロント、サス、SS)
・機材をさわってみようその2
(ハンガーをつけてしめてみよう、チェーンも要るよ)
・常識を疑えゲーム
(内容はシークレット!)
・でも機材の扱いにはルールがあるんだよゲーム
(内容はシークレット!)
・調光卓を触ってみようその1
(プリセットフェーダー編)
・明かりの方向の違いによってどう見える?
(単サスで、トップサス、60度前から、バックサス)
・調光卓を触ってみようその2
(クロスフェーダーでシーン作り編)
<2日目>
・ウォームアップ
・色って何?
(ポリカラー、一桁台が大きくなると薄くなるよ、実際に灯体の前にかざしてみよう)
・よくある色の使い方
(月明かりの地明かりは?、朝焼けは?、夕焼けは?、室内の昭和な雰囲気は?、太陽光とどう違う?)
・調光卓の使い方その3
(昨日いなかった人向け、その間に他の子は知恵の輪ゲームを勝手に)
・方向の違いによる明かりは?SS編
(まずシュート、袖嫌い、床嫌い?、SSのスタンドの高さは?、明かりが当たっているかどうかはどうやってみる?、あなたが役者だったらどうやったらきれいに舞台に立てる?)
・ちょっとイケてる明かりの作り方 単サス、SS編
(ただの単サスじゃなくてクロスにしてみたら?、片方からだけにしてみたら?、SSで顔とってみたら?下手にだけ色をいれてみたら?、夕焼けの明かりを上手にアンバー、下手にブルー編)
・演出さんの要望を聞いてみよう
(台本を持って要望を聞く)
・キューシートに落とし込もう
(オペ2人を決定して、みんなでキューシートに書き込む。)
・色を決めよう
(その間に他の子はガールズトーク、いやいや他校間交流)
・仕込む
(自分で色を入れてみよう、脚立に上る)
・場当たり
(役者や音とあわせてみよう)
・本番
・振り返りシート記入、わいわいがやがや
<雑談ネタ>
・舞台がいかに危険か、事故話(九州の例、山梨の例、中部ブロックの高校演劇の例)
・照明家界隈の話(腰がいたくてやめてしまう話、女子が最近多い)
・高校卒業後の演劇界の話(照明家になりたかったら日本工学院?早稲田や日芸のサークル?)
・どうして演劇部に入ったの?
・モバゲーやってる?(最近の世代はグリーだそう。2年前は高校生でもミクシーだったけど。あとケータイ小説)
<持ち込んだもの>
色一式
色見本、大中小
腰周り
自己紹介シート
ルールゲームシート
常識覆すゲームシート
常識覆すゲーム答え合わせシート
全国大会仕込み図ほか各種資料
ネコでもわかる照明の部屋にある資料
キューシート
台本
目標シート
振り返りシート
丸茂はじめての舞台照明
【教えたもの】
高校演劇の基本仕込みにある機材の名称と構造
機材を自分で触ってみる、怪我しない範囲で
高校演劇の大会を行うホールの構造
色と明かりのゲージ、方向による一般的明かりの作り方の「セオリー」
そうは言っても明かり作りに正解はない
卓の触り方
【昔やったことあるけど今回は敢えて捨て去ったもの】
ゼロから仕込みを考える(理解できない、あるいは自信がなくてなかなか言えない)
電源容量計算、T型、ミニCとかいう話(高校演劇ではほぼ必要ない)
台本をもとに「みんなで」明かりをイメージする(機材ありきでのイメージが出てきてしまう、あるいは色で語ってしまう)
明かり作りブレスト、イメージを付箋で張っていこう(同上の理由)
機材を吊る作業(吊るべき学校はここで教えなくても大丈夫、むしろ教えると怪我の恐れありで怖いのでやめる)
仕込み図(今回ははじめての子たちだったのでここまでは見せない)
パーライトとかフォグとか特殊機材を見せる(高校演劇の基本仕込みにありそうなものだけでまずは表現させたいのでへんなのはやめる、あと持ってくるのが重いからやめる)
プロの台本へのキューの書き方(そんなものは勝手に書けばよいと思うようになってきた)
<足りなかったもの>
講師の数(講義形式ならともかく、ワークショップで9人を1人で2日見るのは無理ぽ)
9人分のフォロー(同上)
アイスブレイクゲーム(照明以外のことで、中高生の緊張を解くすべを身に付けたい。これが今回決定的に足りず、質問をうまく引き出せなかった)
生徒の反応を見つける力(年が離れれば離れるほど分からなくなってきてしまったよ、どうしよう)
演劇ワークショップは数あれど、裏方ワークショップは数がそんなに多くないのでノウハウがないため、いつも試行錯誤である。ましてや高校演劇という特殊世界。照明家を養成するわけではないし、ただ楽しく発想力を鍛えるだけでも意味が無い。技術と表現のバランスが必要で、どちらかに偏っては面白くない。
今回も反省材料は多々あれど、教育的成果は十二分にあるのは間違いないので、中高生の気持ちを汲み取りながら来年も教えたいなぁと思う。
一緒に講師チームに入ってくれたり機材融通してくれたりした皆さん、そして生徒の皆さんありがとうございました!
どこかの大会で再会しましょう。
・ウォームアップ
・目標シート記入、自己紹介(学校学年名前あだ名、照明経験の有無、最近はまってるもの、おもしろかった舞台)
・機材説明
(平凸とフレネルの違い、スポットライト?フラッドライト?、ピンスポって!)
(フォーカスってどうやってかえるの、なんで動くとかわるの?中をあけて見て見よう)
・機材をさわってみようその1
(フォーカスをかえる、首をふる、←スタンドで)
・劇場構造による呼び名の違いと役割
(シーリング、フロント、サス、SS)
・機材をさわってみようその2
(ハンガーをつけてしめてみよう、チェーンも要るよ)
・常識を疑えゲーム
(内容はシークレット!)
・でも機材の扱いにはルールがあるんだよゲーム
(内容はシークレット!)
・調光卓を触ってみようその1
(プリセットフェーダー編)
・明かりの方向の違いによってどう見える?
(単サスで、トップサス、60度前から、バックサス)
・調光卓を触ってみようその2
(クロスフェーダーでシーン作り編)
<2日目>
・ウォームアップ
・色って何?
(ポリカラー、一桁台が大きくなると薄くなるよ、実際に灯体の前にかざしてみよう)
・よくある色の使い方
(月明かりの地明かりは?、朝焼けは?、夕焼けは?、室内の昭和な雰囲気は?、太陽光とどう違う?)
・調光卓の使い方その3
(昨日いなかった人向け、その間に他の子は知恵の輪ゲームを勝手に)
・方向の違いによる明かりは?SS編
(まずシュート、袖嫌い、床嫌い?、SSのスタンドの高さは?、明かりが当たっているかどうかはどうやってみる?、あなたが役者だったらどうやったらきれいに舞台に立てる?)
・ちょっとイケてる明かりの作り方 単サス、SS編
(ただの単サスじゃなくてクロスにしてみたら?、片方からだけにしてみたら?、SSで顔とってみたら?下手にだけ色をいれてみたら?、夕焼けの明かりを上手にアンバー、下手にブルー編)
・演出さんの要望を聞いてみよう
(台本を持って要望を聞く)
・キューシートに落とし込もう
(オペ2人を決定して、みんなでキューシートに書き込む。)
・色を決めよう
(その間に他の子はガールズトーク、いやいや他校間交流)
・仕込む
(自分で色を入れてみよう、脚立に上る)
・場当たり
(役者や音とあわせてみよう)
・本番
・振り返りシート記入、わいわいがやがや
<雑談ネタ>
・舞台がいかに危険か、事故話(九州の例、山梨の例、中部ブロックの高校演劇の例)
・照明家界隈の話(腰がいたくてやめてしまう話、女子が最近多い)
・高校卒業後の演劇界の話(照明家になりたかったら日本工学院?早稲田や日芸のサークル?)
・どうして演劇部に入ったの?
・モバゲーやってる?(最近の世代はグリーだそう。2年前は高校生でもミクシーだったけど。あとケータイ小説)
<持ち込んだもの>
色一式
色見本、大中小
腰周り
自己紹介シート
ルールゲームシート
常識覆すゲームシート
常識覆すゲーム答え合わせシート
全国大会仕込み図ほか各種資料
ネコでもわかる照明の部屋にある資料
キューシート
台本
目標シート
振り返りシート
丸茂はじめての舞台照明
【教えたもの】
高校演劇の基本仕込みにある機材の名称と構造
機材を自分で触ってみる、怪我しない範囲で
高校演劇の大会を行うホールの構造
色と明かりのゲージ、方向による一般的明かりの作り方の「セオリー」
そうは言っても明かり作りに正解はない
卓の触り方
【昔やったことあるけど今回は敢えて捨て去ったもの】
ゼロから仕込みを考える(理解できない、あるいは自信がなくてなかなか言えない)
電源容量計算、T型、ミニCとかいう話(高校演劇ではほぼ必要ない)
台本をもとに「みんなで」明かりをイメージする(機材ありきでのイメージが出てきてしまう、あるいは色で語ってしまう)
明かり作りブレスト、イメージを付箋で張っていこう(同上の理由)
機材を吊る作業(吊るべき学校はここで教えなくても大丈夫、むしろ教えると怪我の恐れありで怖いのでやめる)
仕込み図(今回ははじめての子たちだったのでここまでは見せない)
パーライトとかフォグとか特殊機材を見せる(高校演劇の基本仕込みにありそうなものだけでまずは表現させたいのでへんなのはやめる、あと持ってくるのが重いからやめる)
プロの台本へのキューの書き方(そんなものは勝手に書けばよいと思うようになってきた)
<足りなかったもの>
講師の数(講義形式ならともかく、ワークショップで9人を1人で2日見るのは無理ぽ)
9人分のフォロー(同上)
アイスブレイクゲーム(照明以外のことで、中高生の緊張を解くすべを身に付けたい。これが今回決定的に足りず、質問をうまく引き出せなかった)
生徒の反応を見つける力(年が離れれば離れるほど分からなくなってきてしまったよ、どうしよう)
演劇ワークショップは数あれど、裏方ワークショップは数がそんなに多くないのでノウハウがないため、いつも試行錯誤である。ましてや高校演劇という特殊世界。照明家を養成するわけではないし、ただ楽しく発想力を鍛えるだけでも意味が無い。技術と表現のバランスが必要で、どちらかに偏っては面白くない。
今回も反省材料は多々あれど、教育的成果は十二分にあるのは間違いないので、中高生の気持ちを汲み取りながら来年も教えたいなぁと思う。
一緒に講師チームに入ってくれたり機材融通してくれたりした皆さん、そして生徒の皆さんありがとうございました!
どこかの大会で再会しましょう。
