今年のゴールデンウィークの目標は「毎日誰かと飲みに行くこと」であった。
その一環で、先日大学時代のゼミ仲間と飲みに出かけたわけである。
学生時代の仲間が集まれば、自然と昔話に花が咲く。「学生時代はあーだったこーだった」と。
その中で、当時のゼミの人間関係がいかにむちゃくちゃだったかに話が及んだ。
「○○グループの人たちと、△△グループの人たちとが分かれちゃって、大変だったよねー」。

そういえばそんなこともあった気がする。ゼミの中で、お互いに馴染めない人たちがいた、というようなことがあったような。
ところで今わたしは、プライベートでとあるチームのチームビルディングに首を突っ込んでいる。
そのチームのことを知ったのはおよそ1年前。自分が属している組織ではないため、当初は特にそのチームに対して関心もなく、存在を認識しているに過ぎなかった。
しかし、どうやらそのチーム内の人間関係やら情報の伝達具合がすこぶるまずいということを最近聞き及ぶようになった。そこでここは一肌脱いでみようかと、このチームの組織づくりに首を突っ込んでいる今日この頃である。

しかしそうは言うものの、私はチームビルディングの専門家ではない。
端から見ていて「このチームやばい」ということは分かるものの、具体的にそれに対する処方箋をどう処置していくかはノーアイデアである。
何もアイデアがないと、かき乱すだけかき乱して事態を余計に混乱させるだけで意味がない。そこでチームビルディングに対して詳しい人々にいろいろと相談してみた。
(相談できる相手がいて超ラッキーである。チームビルディングや人間のモチベーション、組織のマネジメントについて詳しい人材業界の友人が大勢いて本当に助かる。)

その相談相手の一人、@miyacchi56に紹介してもらって、先日はArt of Hosting Japanのシンポジウム?に行ってきた。
コーチングやファシリテートを普段から生業としているような人たち(Hostingしている人たち)が50人ぐらい集まって、なんやかんやお話する会である。
ファシリテートなんてわけわかめの自分だけど、この会には学生や素人さんもいっぱいいるよ、と聞いて紛れ込ませてもらったわけだ。

4時間ほどのシンポジウムの中で、ゲストの人の話を聞いたり、隣に座ってる他の参加者と話をしたりして、組織や人に関する様々な話題が出てきた。
理解能力の低い私はぶっちゃけほとんど意味がわからなかった(自分の、組織や人に対する実体験が少なくてまじで理解できない)ことが多かったのだが、ただ分かったことが一つあった。
それは、テクニックで解決するのではなくいかに思いやりの心を持って相手にぶつかっていくかが大切だ、ということだ。
「思いやりが大切です」なんて書くと、それどこの自己啓発、と言われそうなわけだが、今わたしは導きだされたこの結論にわりとしっくりきている。
というのも、そもそもテクニックを知らない私なので、出来ることといったら気持ちでぶつかることぐらいしかないのだな。

じつはゴールデンウィーク前にいわゆる病んでるチームの人から各種相談を受け、いろいろな話を聞いた。
私はただ話を聞くことしかできなかったので、どうかなぁと思っていたわけだが、後日その人から「先日はありがとうございました」と連絡をもらった。
はて、その後その人はどうなったのか聞いてみると、こんな答えが返ってきた。
「話を聞いてもらったおかげで、なんとかやっていけそうな気がします」。

その人がどんなふうに、ポジティブな考え方になってくれたのか分からないけど、少しは協力ができたようだ。
ただし、これも一時の感情であって、しかもチームの一人の話なので、チーム全体がこれからうまくまわるかは別問題である。私はこの問題に少しでも首を突っ込んでしまった以上、チームがうまく回るようまだまだできることをしていかないといけない。

学生時代、ゼミの人間関係がぐちゃぐちゃだったという話を聞いたこのゴールデンウィーク。
しかし私はその話を聞いて、「そんなことあったけ?」という反応をしてしまった。当時そんなぐちゃぐちゃだったかなぁと疑ってしまったのだが、少しづつ思い出すとそんなこともあった気がする、と思えてきた。
ゼミの同期が言うことには、「最初の頃はぐちゃぐちゃだったけど、お前がへんてこな企画をたくさんやってたから、それに巻き込まれてだんだん仲良くなったんじゃない。覚えてないの?」との話だった。
そうか、昔もそんなチームビルディングの体験をしていたのか。

Art of Hostingのシンポジウムに出かけても全然理解できないなぁ、と思っていたけど、過去にも自分がチームビルディングに取り組んでいたことを思い出し、思いやりをもってチャレンジしようと自信が湧いてきたのである。