節電ブームである。
ブームに乗ることにした。

いままで贅沢に白熱電球を使っていたところを、一気にLED電球に取り換えたのである。

今まで白熱球をつかっていた箇所


<リビング>
蛍光灯×3
白熱球(20〜60W)×3
白熱球(40W)×4

<玄関・廊下>
白熱球(60W)×4

<トイレ>
白熱球(60W)×1

<洗面所>
白熱球(60W)×3

<風呂>
蛍光灯型白熱球×1


変更後


<リビング>
蛍光灯×3
LED球(4W)×3
白熱球(40W)×4

<玄関・廊下>
LED球(4W)×4

<トイレ>
LED球(9W)×1

<洗面所>
白熱球(60W)×3

<風呂>
蛍光灯型白熱球×1

見つかった課題


リビングは間接照明で白熱球をたくさん使っていたので、これをLEDに取り換えた。色味が気に食わないけど支障はない。特殊な形状の箇所や 調光機つきの器具にはLEDは使えないのでそのまま白熱球のまま。電球を替えなくとも、そもそもあんまり使わないのでOK。

玄関・廊下もぜんぶLED電球に替えた。しかし玄関が、暗い! 人を出迎える玄関は明るくないといけないという持論があるのだが、LEDだと直下は明るいけど横に拡がらないからどうもよくない。しかし蛍光灯タイプで明るくなるまで時間がかかるというのも玄関照明の役割をはたしていなさすぎなので、仕方なくLEDにした。でも暗いので、我慢できなくなったら白熱球に戻すかも。

トイレもLEDにした。トイレはLEDだけど、フロストで広がりをもつタイプのものにしたので万弁なく明かりはとれてる。若干白熱球時代よりも暗い感じはするけど、長時間いる場所でもないので許容。たぶんLEDだと気づく人はいない。ちなみに以前、実験的に蛍光灯タイプを入れてみたことあるけど、トイレがじわーっと明るくなるのはじつに気持ち悪いので速効やめた経緯がある。

洗面所は、いろいろ試した結果、何も変えていない。明らかに電力を使っている箇所なのだが、洗面所の役割は鏡に写る人の顔をしっかり照らすことだ。そこで明かりが弱くて見えなかったらほんとしょうがない。蛍光灯タイプで明るくなるまで時間がかかるのも本末転倒。LEDで真下だけ明るくなっても意味ないし。むかし、楽屋の鏡みたいに横からも下からも照らせるように持ち運び型蛍光灯をつけられるように用意したこともあるぐらいなので、LEDは完全に不向きだということがわかった。

風呂は、以前から蛍光灯型を使っていたのでこのまま使うことにした。お風呂はLEDだと広がりないからたぶん無理で、明るさも確保できないと思われる。蛍光灯型のネックである点灯までの時間は、風呂なら許される。玄関やトイレなどと違い、そんなに急いでお風呂に入らなければいけないことはまずないであろう。

疑問


そのへんで普通に売っているLEDって意外に電力食う。LEDだからもっと低消費(1W〜3W)なのかと思っていた。期待しすぎた。うちのLED電球のほとんどは、効率が良いとかいう日亜化学製を使っているのでだいぶいいんだけど。でも各社出してるやつがOEMでいろんなところの名前で売られていてわけわかめ。
明るさ目安60W相当を超えるLED電球がない。あっても超高い。コストに見合わない。ここ半年でだいぶ値段は下がってきたけどもっと明るくもっと安くしてほしい(希望)。
蛍光灯タイプを最近購入してないから、盲目的に「明るくなるまで時間がかかる」と思っているんだけど、最近のやつはそうでもないのだろうか?

結論


すべてをLEDにするにはまだまだ時間がかかりそう。
だから、節電ブームでなんでもかんでもLEDにしたり明かり消しちゃったりするのはよくない。そもそも蛍光灯であまり電力使ってなかったところじゃないのかとか、本当に明かりが必要なところはどこかとか、考えてあげるべき。
LED自体は今のところどのメーカーのどんな電球がどんな特徴を持つのか知られていないので、今後の細やかな技術革新とその普及に期待する。