nekodemo.com

アートマネジメント、舞台照明、表現教育、地域コミュニティ文化、webマーケティング、金融をたしなみたい。趣味だじゃれ。

social

地方行政というものはみなさんのイメージ通り、おかしな制度が生き残っていたりするわけだ。
意味もなくハンコ押さないといけないとかハンコ押さないといけないとか。おいおい、それ印鑑押せっていうけど、本人確認にも何にもなってないのに意味あるのかよみたいなやつ。

ということで、先日そのような、地方行政におけるおかしな制度に遭遇した。

詳細は省くが明確に生産性のない制度で、住民にとっても無駄な制度だし、行政職員にとっても意味を為していない制度だったので、「おかしくないですか?」と目の前にいた行政職員に言ってみた。

そしたらその行政職員がこう答えるのである。
「私たちもおかしいと思ってるんです……。変えてほしいと上に要望は出してるんですが、ぜんぜん変わる気配が無くて……。」

おい!

なんだよそれと思ったので、ここはひとつ、えらい人の力を借りることにした。

地方行政のえらい人といえば、議員である!!

思い出したのは、フローレンスの駒崎さんのこの発言。



そうか、政治家にメールを送ってみるとよいのだな、という気づきを得たわけである。続きを読む

京都を拠点にする劇団「地点」のパワハラ問題が騒がれている。
私も、地点の作品や、三浦基氏(地点の主宰)が演出した作品は何度か見たことがあるので、この問題について考えてみよう。
日常的なパワハラ・モラハラを経て、突然の即日解雇
演劇と映画の現場に、今も存在する理不尽な力関係に抗うべく劇団“地点”に団体交渉を申し入れました!
via 劇団“地 点”解雇事件 試用採用を経て社員として入団した舞台俳優Aさんに対する一方的な解雇事件!

とは言っても、パワハラがあったのかどうかの認定は、内部事情を知らない部外者が勝手に書けるものでもないので、省く。

それよりも、このパワハラ事案について、労働組合がかんでいるという点にフォーカスしてみたい。続きを読む

あいちトリエンナーレは、地元の開催ということもあり第1回目から観客として参加しているが、地元ではアート好き以外には知られていない催しだった。
それが、表現の不自由展・その後が物議をかもしたおかげで、一気に知名度を獲得したわけである。
(とはいっても、ニュース報道を見ない人はまったく興味がないのであろう。地元愛知でも知らない人はほんとにあいちトリエンナーレの存在を知らない。)

そんな中、文化庁があいちトリエンナーレ2019へ、補助金を不交付すると言う発表があった。
なんというか、このニュースを聞いたときには、心底 血の気が引いた。

「表現の不自由展・その後」が、さまざまな抗議によって中止に追い込まれた際には、正直、残念だけれどもまぁそんなこともあるかなと思った程度だった。作品を見ていないから論評できなかったという点もあるが、何より安全確保のために動員できる予算に限りがあるのだろうと考えると、表現の自由を守るためと言ってもふんだんに警備費を割くことは現実的ではないだろうと思えたのである。

しかし、文化庁の補助金不交付となると次元が違う。
不交付の理由はなんだかぐだぐだ語られているが、これが市井の人々に「国による検閲」であると捉えられるだろうことは間違いないわけで、果たしてそれが文化行政のやるべきことなのだろうか。特定の表現を国家が認めない(と国民が認識する)って、何時代の話だよ! しかも文化庁のこの方針に異を唱えない(多くは無関心)人が大勢いることに頭が痛くなる。ますます日本オワタ \(^o^)/が進行する。続きを読む

今年は広島平和記念資料館がリニューアルされた。
私も平和記念資料館には人生で3〜4回訪れているが、3年ほど前に訪れたときにはリニューアル作業中で、一部分にしか入場できなかったことを記憶している。報道によると、どうやら客観性を重視し、「実物展示」を増やしたそうだ。

こういった資料館があることは、当時を体験できない世代にとっても大切な場所だ。遠く離れた場所にいても情報は得られるかもしれないが、その場所に行き体験することはまた大きな意味がある。

IMG_0689

さて、先日、東日本大震災の震災遺構のひとつ、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館を訪れる機会があった。今年の春にオープンした施設だ。
震災当日まで宮城県気仙沼向洋高校の校舎として利用されていた建物を中心に、震災の様子を見ることができるようになっている。続きを読む

■4年前からの疑問

2014年夏にカンボジアへ出かけたとき、こんな記事を書いた。
[nekodemo]マイクロファイナンスが救う貧困とグローバル資本主義への悩み〜その2

この記事内にも書いていたことが、あれからずっと引っかかっていた。続きを読む

↑このページのトップヘ