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とある自治体が母体となって作られた、とある文化財団で働いている知人が愚痴っていた。
「うちの財団、組織として成立していない。もうこんなところで働くの嫌だ!」

そのときは「そうかそうか」と聞き流していたのだが、気づけばその知人はとき間もなく退職してしまった。たしかに、薄給でサービス残業しまくってて非正規雇用で、仕事はおもしろくても後は何もないという、やりがい搾取の典型のような職場だもんな*1。しかも組織として成立してないっていうんだから。組織として成立してない、の意味はよくわからんけど。

さて、この度 機会があってさまざまな地域の文化財団や芸術団体が集まる第一回全国アートマネジメント会議の発表会に参加してきた。
そこで上記の知人が発言していた「(文化財団が)組織として成立していない」という証言を裏付ける発言がはからずもいくつも見られたので、ここに記してみよう*2。
そのまま書くと文化財団批判になってしまうので、お題「なぜ文化財団は組織として成立しない(言い換えればダメ組織)なのか、仮説を考えてみる」とする。
換言すれば、何を変えれば組織は良くなるのかの仮説だ。

<前提>
ここでは文化財団とは、各自治体の外郭団体として設けられた芸術文化系の組織のことを指す。「○○県文化財団」「○○市芸術文化振興財団」などの名前が多い。どこぞの文化ホールや美術館などの管理業務を請け負っているパターンが多い。(つまり思想として、ハードの管理からスタートしているところが多い。)法人格としては「財団」だけでなく公益社団、一般社団法人の場合などさまざま。
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毎年恒例、1年間の芸術鑑賞を振り返る2014年バージョン。

2014年は、nekodemo kanshow2014およびCoRich舞台芸術によると、演劇・ダンスが53本、映画が14本、音楽ライブが1本、美術・展覧会が16本だった模様。
(自分が裏方などで関与したものは含まない。)

演劇では、良かったのは以下の3つ。

  1. SPAC「マハーバーラタ 〜ナラ王の冒険〜」
  2. 世田谷パブリックシアター「炎 アンサンディ」
  3. ままごと「わたしの星」

マハーバーラタはアビニョン演劇祭出場おめでとうございます公演。静岡のあの野外空間でこういういい作品を見られる喜びはなかなか得られないものだろう。
「炎 アンサンディ」は、パブリックシアターの底力を感じた一作。
ままごと「わたしの星」は、現役高校生の出演ということをひいき目に。
それにしても、今年感銘を受けた作品は、公共劇場制作なり、公共のフェスティバルの作品や公的資金の助成が入ったものが多かったようだ。見て耐えうる芝居というのは民間では成り立ちにくいということの証左なのだろうか。少なくとも私にとっては。なんかくやしいな。

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今年はプロのバレエ公演を9本みた。
(アマチュアの作品や、他のダンスのジャンルを含めればもっと見ている。)

ある程度見ていると、どんなバレエ団のどんな作品が、私の心を素敵な世界へ連れていってくれるか、だいたいわかってくるようになる。バレエ公演選びに慣れてくるわけだ。
しかし、私的には、バレエ公演を探すにあたって、バレエ団を選ぶよりも先に、劇場を選んだほうがいいんじゃないかと思っている。劇場を先に選び、そこで上演されるバレエ公演を探すのだ。
劇場の雰囲気や設備も含めての「バレエ鑑賞」なのである。

ぶっちゃけ、私は個々のダンサーの踊りのテクニックの良し悪しはわからない。よって、誰の技術がうまいとかそういうのは置いておいて、全体的な演出や雰囲気、全体感で作品に魅了される。そのとき、劇場という場所そのものが、感動にしめる要素は大きい。

さて、そんなこんなで、2014年の東京の主要バレエ団の公演場所を一覧にしてみた。下記の表である。
一演目を数か所で上演する場合などもあるので正確ではないがご容赦を。(牧阿佐美バレエ団、小林紀子バレエシアター、バレエ・シャンブルウエスト、東京小牧バレエ団、井上バレエ団はウェブサイトを見ても過去の公演情報がどこにあるのかわからないので省いた。)

新国立劇場バレエ団東京バレエ団Kバレエカンパニー松山バレエ団NBAバレエ団東京シティ・バレエ団スターダンサーズ・バレエ団谷桃子バレエ団合計
ゆうぽうとホール1211128
新国立劇場オペラパレス55
Bunkamuraオーチャードホール314
NHKホール213
東京文化会館22
テアトロ・ジーリオ・ショウワ22
DDD青山クロスシアター22
府中の森芸術劇場どりーむホール22
ティアラこうとう大ホール22
メルパルクホール22
所沢市民文化センター ミューズ22
赤坂ACTシアター11
新国立劇場中劇場11
めぐろパーシモンホール11
立川市市民会館11
渋谷公会堂11
相模女子大学グリーンホール 大ホール11
北とぴあ さくらホール11
神奈川県民ホール大ホール11
ティアラこうとう小ホール11
日生劇場11
なかのZERO大ホール11
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毎年恒例、1年間の芸術鑑賞を振り返る2013年バージョン。

2013年は、nekodemo kanshow2013およびCoRich舞台芸術によると、演劇・ダンスが52本、映画が28本、音楽ライブが4本、美術・展覧会が23本だった模様。その他、サーカスとか落語とかも。
(自分が裏方などで関与したものは含まない。)続きを読む

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あいだが空いたけど、続き。
その1その2

穂の国とよはし芸術劇場PLATの話。

プラットでは、一体どんな演目が上演されているのかを見てみる。
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