Tokyo Art Beatが出している美術館割引クーポンアプリ「ミューぽん」というものがある。
アプリ自体は250円するわけだが、中身は関東の美術館の展覧会の割引クーポンになっていて、1〜2回使えば元がとれるようになっている。
1年ごとにバージョンを変えてアプリを出す計画っぽいけど、私は去年も今年も、ミューぽんを使って総計1,000円以上の割引を受けて展覧会へ出かけているので、おおいに元は取りつつじつにありがたい存在である。

で、これよく見ると、たまに演劇の公演の当日券クーポンも出てくる。

例えば最近だと、もうすぐ始まるフェスティバル・トーキョーの作品も出ているぞ。

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ちなみに先日は、リア・ロドリゲスなども出てた。

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演劇は劇場に定員がある。劇場は客席を何割埋められるかで損益分岐点をはっきりさせやすく、空席があるまま開演しても超無駄なので、空席があるくらいなら多少安くしてでも当日券として販売するのは経済合理性がある。

よって、ミューぽんのようなところに割引クーポンを出して当日客を確保するのはとっても正しい。(正規に前売券を買った客の感情は置いておく。)

過去には、グルーポンモデルで演劇の当日券処分をできないかと考えたこともあったけど、ミューぽんみたいなアプリでのクーポンモデルなら、べつにシステム側で決済システム持たなくていいし、クーポン出しつつ当日空席なくなっちゃっても文句言われなさそうだし、まじに現行の当日券処分として使えやしないか。

ということで、演劇版の当日券割引アプリを誰かにつくってほしい!

ミューぽんユーザー(美術ファン)が、割引があるという理由でどれだけ新規の展覧会に出かけているのか謎だが、演劇ファンなら、割引があるからという理由でフラリと当日劇場に出かける可能性は結構あると思うぞ。


劇団側としては前売券が好調だったら出稿せず、余ってたら出すぞみたいなノリで使ってよくて、出稿価格は最初タダでどうぞ。順調になってきたら一公演3,000円〜5,000円ぐらい頂戴でおさめる。観客動員2,000人クラスのところが、1〜2名動員できたら売上ペイするぐらいの感覚かな。なんと格安! 出稿費は小額なので非対面でPayPalとかでチャリーンさせると理想的。原稿入力も制作さんご勝手にどうぞみたいな。
あるいは、アプリを使ったお客さんが何名いるのかコンバージョンがとれるなら、成果報酬型で良い。1名動員につき1,000円くれとか。アプリだからできるはず。ミューぽんだときっとそういうの取れてそう。でも成果報酬型だと、回収がめんどくさいのでアレかな。
エンドユーザーにアプリはタダで提供する。250円で売ってもいいけどそれはだいぶ先の話。
劇場がプロデュースしても良いかもしれない。何館か集まって、チケット余りそうな公演があるときだけ制作が直前に出稿する。

……と妄想がつきません。
誰かつくりませんか? 頭の中にだいたいの仕様まで描けるぐらいなのでアイデア提供しますよ! 制作にネットワーク持ってるあの会社なんて次のビジネス展開として最適なんじゃないかな〜