もう2月上旬となってしまい、今年が早くも10%ぐらい過ぎ去っている今日この頃、みなさまいかがお過ごしだろうか。
つい1か月前には知人から届いた年賀状にあわてて返事してたのに! 時が過ぎるのははやいものです。

さて、年賀状といえば、購入した年賀はがきを使いきらずにそのままにしていないだろうか。

余った年賀はがきは、郵便局に持っていって切手などに交換することもできる。しかし「郵便局が空いてる時間はずっと仕事してるよ!」というあなた(わたし)にオススメなのは、社会貢献系団体にはがきを寄付すること。
これで金目のものがもらえるわけでもないし、寄付金控除の対象になるわけでもないけれど、自分が余らせたはがきが社会貢献団体の資金源に少しでもなるということ。こうして役に立つならうれしいじゃないか。

ということで、私のおすすめな寄付先を羅列してみた。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

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有名な国際NGOのひとつ。世界の子供たちに対する人道支援や教育支援を行っている。世界各国での活動実績があるが、現代の紛争地域である南スーダンやシリアでの人道支援を行っており、この規模で活動できるNGOはそう多くないのではないか。
私も、去年かおととしの年賀状の書き損じは、セーブ・ザ・チルドレンに送った。


プラン・ジャパン

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こちらも大きな国際NGOのひとつ。「Because I am a Girl」というキャンペーンを見たことがある人も多いのではないだろうか。このキャンペーンでは、女の子が早すぎる結婚・妊娠をし、本位ではない生活を強いられたり命を落としたり、そもそも発言権すら許されない社会があることを啓蒙し、「すべての女の子に教育を」目指している。
(今年の不要年賀はがき募集は終了している様子。)


シャンティ国際ボランティア会

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アジアで子供たちへの教育支援や緊急支援を行っている国際NGO。
学校をつくったり図書館をつくったりしているらしい。
私がシャンティ国際ボランティア会を認識するようになったのは、たしか東日本大震災の後に実施された移動図書館プロジェクト。普段はアジア地域で活動しているシャンティ国際ボランティア会だが、東日本大震災では国内でも活躍したのである。


あしなが育英会

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小さい頃に親を亡くして遺児となった子供たちの進学支援などを行っているあしなが育英会。「足長おじさん」から名前がきていることは明白。国内のファンドレイジング事例にしょっちゅう出てきて、様々なマーケティングを実施しているファンドレイズのパイオニア的存在でもある(と思っている)。
私があしなが育英会を知ったのはおそらく高校生のとき。たまたま仲良くなった他校の同級生があしなが育英会の活動に参加していると聞いたのだ。そのときは「遺児」と聞いてもまったく実感がなかったのだが。しかし大人になり、いろんな人と触れ合いながら社会生活を送ると、世の中には自分の目に見えていなかったマイノリティがいるんだなと気づくようになり、あしなが育英会の存在を思い出すことになった。
子どもの貧困対策法の成立に尽力した団体でもあるし、下村文部科学大臣はここの奨学生だったそうだ。


チャンス・フォー・チルドレンとフローレンス

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恒常的に書き損じはがきの寄付を受け付けているわけではないようだけど、せっかくなので紹介。

チャンス・フォー・チルドレンはまだ若い団体だが、彼らの問題意識には強く共感している。この日本において、親の経済格差が子供の教育機会に影響を与えており、それを是正したいという思いがあるようす。よくハイスペック層の事例で、東大に通う子の親は東大、みたいな話が出るが、ハイスペック層以外でも親の経済状況と子供が学ぶ機会は比例するようだ。それらを是正する手段の事業として、教育バウチャー制度をつくっている。アプローチ方法こそ違うが問題意識はあしなが育英会とも似ていると思う。

フローレンスは、病児保育事業をはじめ、最近は手広く障害児保育や東日本大震災の被災地支援など新規事業をがんがん手がけているしっかりしたNPO。
フローレンスを身近に感じるようになったのは10年前。学生時代の後輩が、新卒での就職先としてフローレンスを選んだのだ。大企業に入ろうと思えば入れる能力がある後輩だったのに、弱小NPOなんかに入社して大丈夫なのかと心配したことを覚えている。しかし今でもその後輩はフローレンスで働いてて、NPO自体がめっちゃでっかくなっているし いいことやってるし、弱小NPOなんて揶揄して本当に申し訳ありませんでした!
貧困に陥りやすいシングルマザー向けの病児保育事業には寄付プログラムがあり、私も少額ながら毎月寄付している。



最後に。
セーブ・ザ・チルドレンが、シリア紛争ぼっ発から3年にあわせて作った映像を紹介。
今わたしは平和に暮らしているけれど、この時代、自分の力以外の何かによって、いつどんなことに巻き込まれるかもわからない。そんなとき、助けてくれるのはこの社会であるべきであり、はがきを送るような小さなことでもその一つの萌芽になるのではないだろうか。