「mixiはあれだけ大きくなったけど、結局web1.0だろ」とか、「mixiのコミュニティってパソ通時代のやり取りと全然変わってないじゃん」と か、そんな議論がある。世間ではgoogleやAmazonのようなweb2.0的サービスが持て囃されつつ、しかしmixiのサービスは何も目新しさは ないんじゃないか、という論争だ。
実際、mixiは既存サービスの焼き直しでしかないかもしれない。
コミュニティの書き込みも格段にレベルが低く、mixiも「ここはひどいインターネットですね」の時代に突入して久しい。
しかしだ。
先日一般会員にもリリースされた、mixiミュージックというサービスはなかなか面白そうだ。自分のパソコンのiTunesで再生した曲のリストが、自動的にmixiのマイページに反映されるというやつである。で、同じ曲を再生した者同士がmixi上で繋がれる、というサービス。こりゃすげえ。
もともとmixiにも、自分のお気に入りのCDのレビューを書いて、そうするとそのCDのレビューを書いている他のmixi会員を見つけられるという仕組みもあった。しかしこれは、あくまで自発的に自分でレビューを書く必要があり、わりと面倒くさかった。というかそもそも、これこそパソコン通信の域を出ていない。
が、今般リリースされたmixiミュージックは、自分で意識せずともiTunesで曲さえ再生しておけば勝手に他のユーザーと繋がれるのだ。(ここでいう「繋がる」とは、マイミクになる云々という話ではない。)
これによって、SNSのビジネスモデルがどう変わるかという話もありつつ、一方でもっとも興味深いのは、自分であまり意識せずとも自分のパソコンの中のデータがインターネット上に流出していくということである。
ブロードバンドの普及で誰もがインターネットに気軽に繋げるようになり、それまでだったら自分のパソコンの中だけに貯められていた情報が、どんどんと外部に出てくるようになった。webメールとかね。googleがwebで使える表計算ソフトをリリースしたように、今後はアプリもほとんどASP化していくことだろう。
そしてこのmixiミュージックのリリース。
これから、もっともっといろいろな情報が自分のパソコンから外に出て行くことになるだろうと予想できる。
とりあえず、音楽でこういうサービスが始まったとしたら、次は書籍に期待したい私である。書籍だとどういう形態でサービスが登場するのだろうか。
音楽は、デジタルなiTunesで再生するという時点で既にデジタルなインターネットとの親和性が超高かったわけだが、書籍なんていうアナログな商品ではどう展開するのか。むずいけど、ソーシャルネットワーク的には、書籍分野は人の趣味がもろに反映されて面白いので、ぜひなんとか早期に実現してほしい。儲かるのかどうか知らんけど。
とりあえず、デジタル化している書籍の領域というと、Amazonとか楽天ブックスの購入履歴ぐらいなのかな。でもiTunesに比べると弱いな、うーむ。
と、取り留めもないが、次は絶対に書籍でmixiミュージックみたいなのどっかが始めるから、メモ書き程度にエントリー。
書籍だと、サービス名なんてなるのかな。ソーシャルブックサービス、とか? なんかSBMのヘンテコ版みたいだ。
ところでついでに、ペパボの家入さんところのブクログを自分でも作ってみたので公開。
nekodemoの本棚。