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アートマネジメント、舞台照明、表現教育、地域コミュニティ文化、webマーケティング、金融をたしなみたい。趣味だじゃれ。

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前のエントリーの続き)

ボランティア情報を得ることを目的とするのであれば、mixiのコミュニティを見つけることが出来れば、だいたい事足りる。mixiは総合SNSであり災害専門SNSではない。よって、その情報に辿り着くまでに多少の難儀はあるかもしれない。しかし、mixiが毎日多くのアクセスを稼いでおり、たくさんのユーザーにリーチしていることは事実であり、本気で探せばいつかmixiの当該コミュニティに辿り着くことは出来るだろう。

しかし、被災の情報というのは何もボランティアの情報だけを指すのではない。
それよりも切実に求められるのは、被災した地域の人たち自身が求める超即効性のある情報だ。
例えば、地震が起きた直後に必要な情報は、「どこの地域がどの程度の被害なのか」「これからその地域がどうなるのか」といった類のものである。
具体的には、「今この瞬間、自分の子どもが住んでいる地域の被災状況を知りたい」というようなニーズである。

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新潟県中越沖地震が発生してから2週間が経過した。
テレビでは参院選のニュースが多勢を占め、新潟の地震はもはや大分過去の出来事のようだ。
速報性・話題性がニュースの価値になるマスメディアにおいて、そのように報道が縮小されていくことは致し方ないことだが、なんだか呆気ないものである。
しかしこのようにマスメディアに頼れないときには、本当に必要な情報を得るためにインターネットを使うのである。

私の記憶の中を辿ってみる。
災害時にインターネットが大きな活躍を見せた日本で最初の出来事は、1997年ナホトカ号の重油流出事故だったと思う。ナホトカ号重油流出事故の際の、ボランティア情報の収集と発信の事例だ。

日本のボランティア元年は、阪神大震災の1995年だと言われているが、阪神大震災当時はインターネット上にはYahoo!Japanすら存在していない状況だった。よってこのときは、まだインターネットは活躍していない。
しかし1997年ともなれば、Windows95も発売され、多くのISPが立ち上がり、そこそこのユーザーがインターネットに参加し始めていた頃である。インターネットによるボランティア情報の発信・収集の先駆けは、1997年のナホトカ号の重油流出事故であろう。

ナホトカ号重油流出事故とは、日本海で起きた重油流出事故。重油回収のために日本全国から多くのボランティアが参加した。

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オレンジプラザ(市民活動プラザ)奮闘記: 【〜7/8まで】とよはし100祭市民アンケート実施中@カブ曰く、

現在、豊橋市は、「ネクスト100 市民アンケート」として、とよはし100祭を市民の皆さんの目から検証する調査をしています。

だそうだ。

ということで、豊橋市のサイトに飛んでアンケートに答えてきたよ!
市民対象のアンケートだけど、なぜか属性の選択肢に「豊橋市外」というのがあったので、構わず答えてみた。
なお、このアンケート、システムとして使っているあいち簡易電子受付サービスというのがあまりにしょぼくてびっくりしたけど……。

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「地域に誇りが持ててない――。」

いま、日本の地方が抱える問題はこの言葉に集約される。
自分が生まれ育った町に愛着がない、いつかこの街を飛び出したいと思っている――、そんな人が、ごろごろといる。
地方都市の駅前商店街がシャッター街に姿を変え、週末の家族のレジャースポットがなぜかイオンやヨーカドーになり、全国どこでも代わり映えのないしない光景が日常の風景となる。具体的な統計を見たわけではないので断言は出来ないが、地方の街は徐々に特徴のない平凡な街になり、そこに住む人々も、地域へのこだわりを持たなくなっているのではないだろうか。

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金融機関勤務の私なので、たまには金融の話でも書いてみる。

SBI北尾氏へのインタビュー記事、検索を軸にファイナンス2.0を制するSBIホールディングス - CNET Japanから。

北尾氏:第一世代の金融革命で、金融の世界にインターネットという爆発的な価格破壊力がある武器が持ち込まれたんです。当時ネットは、顧客を創出するための、あるいは囲い込むための武器だったんです。
 ところが、第二世代ではインターネットが武器以上のものになるんですよ。当時参入したネット証券会社は、まだ「証券会社」でしかなかった。ところがいまでは、金融業者ではない人たちが、好むと好まざると関わらずに金融事業へ乗り出さざるをえなくなっている。だから登場人物ががらっと変わってきています。「Second Life」は、まさに仮想空間のなかで、事業を起こしたり投資をしたり事業をしたり、金儲けをしているわけです。それがWeb 2.0以降の世界です。

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