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アートマネジメント、舞台照明、表現教育、地域コミュニティ文化、webマーケティング、金融をたしなみたい。趣味だじゃれ。

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中心市街地活性化に大ゴケした青森市に対しては、「なんでそんな意思決定しかできなかったの?w ウケルw」という感想を抱いた。
一方で、既に財政破綻した自治体として有名な北海道夕張市に対しては、その実情を聞く限りなんだかかわいそうになってきて、笑っていられない。

何せ、財政破綻は数十年前からの蓄積が原因だからだ。
例えば今の夕張市長は30代だが、世代的にも彼には財政破綻の責任は何もない。というか出身地すら夕張ではないのに、夕張のために汗を流している。

おととし、夕張市にふるさと納税で僅かながら寄付をした。
返礼品は希望していなかったが、地元の小学生が歌った曲の入ったCDが送られてきた。精一杯のお礼の形なのかと思うと複雑な気持ちになった。

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先日、鎌倉投信の受益者総会に行ってきた。
鎌倉投信は最近は横浜か京都で受益者総会を開催しているが、むかしはそれこそ鎌倉で開催しており、じつは密かに私は鎌倉のお寺でそれを開催していた頃から毎年参加している。

さて、鎌倉投信の今年の話題は、取締役だった新井さんが退任したことだろう。

受益者総会で新井さんも喋ってた。ご自身が新たに設立した新会社の話などをしていたのだが、気になることがあったのでメモ。
それは、新井さんが今後の取り組みで「通貨」とかなんとか言ってた部分だ。
新井さんの会社で通貨的な何か、いわゆる資金決済法におけるポイントシステムを導入するのかな思う。続きを読む

某aokiさんという人がいる。aokiはaokiでも親戚ではない。舞台芸術ギョーカイの人だ。
そのaokiさんのツイートが目に入った。



ということで、公共ホールをはじめとした公共施設の評価問題に関するツイートだ。
そしてじつは、この問題は、私も若かりし頃にずっと考えていたことでもある。

私は学生のときに、どのように公共ホール(公共劇場)を評価したらいいのか勉強していて、卒論もそれをテーマにして書いた。
ここでその卒論の内容を引用しながら当時の考えと結論を発表しよう。続きを読む

日本でも格差が広がっている。と思っている。

最近話題の書籍「新・日本の階級社会」で、著者橋本健二氏はこのように言う。
人々は、自分にとって都合のいいように社会の「かたち」を描こうとする。特権階級は、自分たちが恵まれた立場にあることを隠すため、いまの社会では格差が小さいと主張するだろう。逆に下層階級の人々は、格差が大きいと主張するだろう。
新・日本の階級社会 (講談社現代新書)222ページ

格差が広がると社会は不安定化する。それは過去の歴史が証明してきた。
「持つ者」と「持たざる者」の格差が広がったとき、持たざる者はその社会に耐え切れなくなり、いつか暴発する。

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先日、ポーランドのアウシュビッツに行ってきた。
第二次世界大戦時、ナチスドイツによって、ユダヤ人をはじめとして差別を受けた人びとが収容され、そして殺された場所である。
当時から形を変えずにそのまま保存されているアウシュビッツは、あまりにもなまなましく、私たち現代人に当時の教訓を伝える。真冬の極寒の中、突き刺さるような冷たい風を肌に感じ、かつてこの地で無残にも殺されていった人たちに思いをはせる。続きを読む

先日、仙台で大学生向けに講演をしてきた。講演にあたり、主催者側から指定されたプレゼンテーマのひとつに「社会を変えるやりがい」というものがあった。
お題を与えられて、はて、何を語ろうかと考えた。結果、これを喋ったほうがいいだろうなと思い、決めたのがこの話だ。

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↑そのとき使ったスライドの一部。


普段、あっちこっちに興味が向いてしまう私。
だが、その「あっちこっち」のそれぞれに共通しているものがあることに最近やっと気づいた。それが、「孤立を防ぐ」という言葉だ。

私が仕事で人と人とのマッチングをしているのも孤立を防ぐため、だ。
プライベートでいろんな人を集めているのも孤立を防ぐため、だ。
寄付先としてひとり親支援団体や貧困家庭の教育支援団体を選んでいるのも、彼らの孤立を防ぐため、である。
舞台芸術に深く関与しているのも、舞台芸術が多人数での共同作業によるもので、孤立を防ぐ機能を持つからだ。続きを読む

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